GOOD ROCKS! Vol.13
“安藤裕子の素晴らしさ” と題したGOOD ROCKS! Vol.13の表紙巻頭特集は、安藤裕子の幼少期からデビューまでの貴重な1万字のロングインタビューと、東京青山にてバンリさんによって撮影された、「安藤裕子ミニ写真集」とでも呼べるぐらい充実した写真の数々で構成されています。
とても充実したインタビューで、デビューに至るまでの話は、大筋では知っている内容ではありましたが、より詳細が語られています。
私個人的には、高校時代の小説を書いていた頃の話がとくに興味深かったですね。
「あ、私の高校時代とおんなじだ (笑)」と。
壮大な設定をして、書きながら発見があったりするので、書いているときは楽しいんだけど、話をなかなか終わらせられなかったこととか。
しかも、ねえやん、最近もまた小説を秘かに執筆していたとは。 忙しくて中断してるらしいですが。 完成したらぜひ読んでみたいですね。
『JAPANESE POP』 に至るまでの話も、ねえやんのこの2年間の苦悩を知ることができてよかった。
“自分が作る歌は、答えを出していくけど、人間としての自分が追いつかない” という葛藤の時間を送っていたんですね。
今年前半のアコースティックライブのMC中にも、そのような苦しみがあったことを語っていましたねぇ。
たぶん、変わらなきゃいけないとして、自分を「今の自分」から追い出してみたはいいけれど、行き先も決めずに飛び出そうとしたものだから、急に宙に放り出されたような気分だったんだろうな。
安藤裕子ねえやんは、アーティストである前に、とにかく作りたがりの、クリエイターさんなんだな。
でも、今回、迷いの中ではじめて、「人にとって音楽とはなんだ?」という根本的なところに向き合えたことにより、「アーティスト安藤裕子」としてのこれからの音楽活動に自信をもって臨めるようになったのではないかと思います。
個人的にウケたのが、
映画を志して進路に悩んでいたときの、
「私は結婚して子供を産まなきゃいけなかったし、”どうしよう~?” と思って (笑)」
です (笑)
あと、今回の写真に写っているねえやんの衣装の右胸についているきらきらワッペンのようなアクセサリーは、先日のタワレコインストアライブで身に着けていたものと同じものです。 おそらく自作のものだと思います。