カズー
2009年から2010年にかけて、安藤裕子ねえやんのライブでよく使用されたおもちゃ楽器「カズー」。
「ポンキ」の間奏での「崖の上のポニョ」は、当時タイムリーでとても楽しくて、「ポンキ」という曲が大好きになりました。 「問うてる」のアウトロでは、せつなく鳴くカズーの音色で泣きそうになりました。
さて、入手したカズー、さっそく吹いてみました。
「フーッ フーッ」
「あれ? 音が出ない…」
構造を見る。 薄いブリキのような金属板をプレスしたものを組み合わせて、中が空洞となっているだけの、なんとも単純な構造。 こんなのでそもそも音が出るのか?
もっと強く息を吹く。
「フゥッー フゥッー」
「不良品か? これ…」
すぐに「カズー 吹き方」でググる。
ありゃ、まず、吹き口が逆だった。 私は吹きやすそうな口が細くなっている方から吹いていたが、本当は太い方から吹くのだった。
それから、吹き方だけれども、単純に息を吹きかけるように吹くのではなく、カズーを口にくわえて、あとは鼻歌というか、ハミングするようにして音程の変化を与えるのだった。 普通の鼻歌は口を閉じて鼻に抜くようにするが、それを口側に抜くようにする。
もっと簡単に言えば、カズーをくわえたまま喉に振動を与えるようにして「ヴーヴー」と歌を唄うという感じ。
すると、王冠と呼ばれる部分に開いた穴にある薄い膜が振動して、「ヴィ~」という、なにやら子供が好きそうな音が鳴る。
王冠部分を微妙に指の付け根などで覆ったりずらしたりすると音色を微妙に変えられる。
しかし、良い音を出そうとすると、それなりに肺活量が必要。
長く吹いていると、頭クラクラします(笑)
「崖の上のポニョ」はそれなりに吹けましたが、「問うてる」のアウトロは叫ぶような感じなので難しい。
あと近所迷惑か(笑)
ねえやんのように上手く吹けるようになるには、けっこう時間がかかりそうです。