ツアー中止の顛末について
安藤裕子 2011 アコースティックライブ 東京国際フォーラム 公演中止のお知らせのあと、ねえやんの My Room も一度あったきりで、ずっと更新されなくなり、私はずっと、この梅雨空のようにもやもやしていました。
私の個人的な「もやもやした気持ち」を吐きだすために書くのはどうかと思いますが、このブログのカテゴリに「つぶやき」があるので、こういうのもたまにあっていいかなと思い、書きます。
今回のツアー中止の件は、ヤフーニュースにも取り上げられたものだから、安藤裕子ねえやんに対するバッシングの嵐となってしまいました。
普段はあまり世間一般に取り上げられることがないから、世間一般の「安藤裕子」のイメージがこれで定着してしまうのではないか、それがとても悔しい。
ツアーが決まっていたのに妊娠したこと、これをプロ失格として責める人が多いけれども、これはまったく論外。 そんな妊娠なんて簡単なことではないでしょ。 ねえやんは、一年中ずっと外せない仕事をしている人ですよ。 これじゃあ、どのタイミングであっても「妊娠は悪」になってしまう。
全然関係のないことですが、以前、私の仲の良かった同僚の女の子が妊娠したときに、会社から遠まわしに自主退社するように仕向けられて辞めたくないのに辞めていった、あの時の非常に腹立たしかった気持ちを思い出しました。
また、結婚しているのかしていないのか、お相手は誰なのかというのを明かさなかったことにより、みんな、変な憶測をしはじめてしまった。 でも、これは安藤裕子ねえやんのプライベートに対するポリシーのようなものだから、もうそっとしておきましょうよ。 私も以前は、ねえやんの結婚について、いろいろ勝手に想像したことを書いていましたが、ご本人が「言うつもりはない」と宣言したわけなので、これ以上は憶測で書くつもりはありません。
ファンに迷惑をかけてしまったことは事実としても、それは決してファンを裏切った行為ではないと思う。
今回、ねえやんの、頑張ろうとする気持ちが、全力を尽くそうとした結果が、ことごとく裏目に出てしまった、グズグズになってしまったのは、安藤裕子をよく知るファンからは、むしろ「ねえやんらしい」とも言えるでしょう。
けれども、今回の件で、ただただ残念なのは、こんなおめでたい妊娠の話が、ねえやんをはじめ、ファンの中で少し苦い思い出のようになってしまったこと、そして、本来ならば、生まれ来る子どもはひたすら祝福されるはずなのに、ねえやんのお腹の中にいる命の存在までを否定するかのような誹謗中傷、感想を多く吐かれてしまったという事実。
また、ねえやんの判断の甘さばかりが責められているけれど、事務所の判断はどうだったのか。
事務所は、妊娠したねえやんとお腹の中のコドちゃんを守るのは当然として、ツアーそのもの、それに参加しようとするファンを守ろうとする意識が少し足りなかったのではないだろうか。 これがしっかりしていなければ、これからの未来の「アーティスト安藤裕子」の活躍を守れないということだから。
ツアー前、妊娠が発覚した時点で、全公演を中止すべきの判断がなされるべきだったのでしょうが、それを判断ミスだとするのは、今だからそう思うだけのことであって、当初は「やれる」というのが正しい判断だったのだから、今更この判断を責めるつもりはありません。
それよりも、二度目のツアー中止に至ったことが問題。
一度目の中止発表のときに、理由を「移動時の負担」と判断したことに根拠はあるのか、中止としなかった近場の公演をやることについて、それは医者と相談した上での判断だったのかということ。
二度目のツアー中止時の言いわけにあった「医者に怒られた」ということは、事前の医師への相談がなかったということを想起させる言葉なのですが…
というような、もやもやをずっと抱えていたところの6/25、ねえやんが、久しぶりに My Room を更新してくれました。 一部を抜粋。
ご無沙汰してましたね。私は生きてます。
ゆっくりとだけど、曲を作ったりもしています。歌えなかった歌もあるけど、新しく刻む歌もあります。
その先に産まれる歌もあるんだろうな。
また歌を届けられます様に。
安藤裕子ねえやんは、今もこれからも歌の世界で、マイペースながらも歩んでくれるのですね。
私はそれが本人の言葉から伝えられたのがとてもうれしい。
無事にコドちゃんが生まれてきて、ねえやんが再び私たちの前で力強く歌ってくれることを私は待ちます。
以上、私のつぶやき(ぼやき)でした。
でも、これで私のもやもやも晴れましたよ(笑)
たぶん、私はねえやんの前向きな言葉をずっと待っていたんだな。
夏はもうすぐ。