『勘違い』 iTunes Store 全曲先行試聴

安藤裕子6th ニューアルバム 『勘違い』。 iTunes Store で、プレオーダーとともに全曲90秒先行試聴がスタートしました。 聴ける範囲での感想をつぶやきます。

『勘違い』 iTunes Store 全曲先行試聴

「勘違い」
時計を大きく巻き戻し、安藤裕子の音楽全ての原点、自身の幼少期を歌っているのでしょうか。
存在感なく透明な自身に戸惑い、「私はここにいるのよ、誰か気づいて」そんな思いの曲なのでしょうか。 映像が浮かぶようです。
大貫妙子のようなウィスパーボイスから、そのまま一気に歌い上げるように変調するのが、安藤裕子としては新しい。 ライブの一曲目もやはりこれになるのでしょうか。 とても気になる曲です。

「エルロイ」
「砂原良徳 Remix」と比べて、音数が少なくなりましたが、あまり大きな違いはない印象です。 ロッキンなビートがかっこいいですね。 夏のフェス用の曲として、他のアーティストに激しさで十分対抗出来ます(笑)

「輝かしき日々」
たぶん、シングルカットされたものと全く同じだと思われます。

「すずむし」
秋の草むらでささやいていたかと思ったら、これまた、激しい変調。 おとなしめの子が、何かをきっかけに急にはじけちゃったみたいな (笑) そんな楽しい曲。

「それから」
メロディーがはっきりしていて、好きですこの曲。 「日本のポップスっていいなぁ」としみじみ実感する。
以前ねえやんが語っていた、「私が歌うポップスは夢の国です。」 という言葉が思い出されます。

「アフリカの夜」
4th アルバム 『chronicle.』収録の「再生」に少し似ているのだけれど、もっさんお得意の80年代ポップステイストアレンジが光ってますね。 薬師丸ひろ子を彷彿させるような真っ直ぐな歌声。 でも、試聴の範囲では「アフリカの夜」はイメージとして浮かばないな(笑) むしろ、日本の都会の夜景が浮かぶ…

「永すぎた日向で」
2年前のアコースティックライブで聴いた時とはまた違う印象。 せつなさは変わらず、大らかなやさしさが加わったような印象です。

「地平線まで」
シングルカットされたチャリティCDバージョンが、ピアノのみの一発録りだったのに対して、ホルンや弦が加わり、曲が雄大に変わりました。 また、こちらの方は震災後いくらか時間が経ってから録音されたでしょうから、歌う際のねえやんの目に浮かぶ光景は少し変わっているのかもしれませんね。

「飛翔」
待ってましたよこの曲。 ドラマのエンディングで聴いて以来、ずっと。 早くフルで聴かせて~!
曲の完成度でいえば、このアルバムではおそらく一番だと思います。

「お誕生日の夜に」
「ドラマチックレコード」を彷彿させるとのことでしたが、この試聴の範囲では、私には「ドラマチックレコード」はまったく浮かんできません。 でも、とてもやさしくてかわいらしくて、いい曲ですね、これ。 むしろ、ドラレコ以外の他のアーティストの曲で、なにかと、なにかと、なにかに似ている気がするけど、なにかな~? 

「鬼」
非常に作りこんでいる曲だなぁ~と、感心しちゃうような。 とにかく、早く通しで聴きたい曲です。 この曲の真の意味を知りたいから。

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今回は、歌声そのものにもいろいろ挑んでいる気がします。 安藤裕子ねえやんは本当にいろんな歌声が出せる歌手です。 曲によっては別人のよう。

音域の幅というよりも、声色の幅が大きいというか… 甘えた声からドスの効いた声(笑)まで自由自在。 それがそのまま表現の幅に繋がる、だからいつまでも飽きない。

全体を通して、前作『JAPANESE POP』よりも分かりやすく、耳に馴染み易いメロディーで、私は好きです。
一曲の中で大きく変化する変調アレンジも新鮮で、「変化の肯定」を表しているように思えます。
『JAPANESE POP』が「静」なら、『勘違い』は「動」。 新たな「安藤裕子」が動き出したようです。

iTunes Storeでの販売はCDと同じ3/28(水)。 着うたフル(R)も同日から配信開始。

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