新木場サンセット2012
8/8、スピッツ主催のライブイベント「新木場サンセット2012」行ってきました。
ライブホールのオールスタンディングは久しぶりだからちょっと心配でしたが (最近やたら貧血気味なもので)、でもなんとか立ち続けました。 (それより腰が痛いー)
これも久しぶりの「数メートル先の安藤裕子」。
ねえやん、ほんときれい。 少し髪が伸びて大人の色気と大いなる母性の入り混じった、究極形の美女に進化しているじゃないですか!
1曲目、いきなりの新曲からスタート。
地の底から響いてくるようなオルガン調の音色に激しいドラムのリズムが合わさり、次第に盛り上がるイントロダクション。
民族音楽のボーカルのように、言葉にならないような雄叫びを反復させている。
「これは、なに?!」 壮大かつ官能的で、いきなりガツンとやられた。
曲の途中で、突然、「交換してあげる」 この意味深なねえやんのセリフが気になる。
こういう深淵な精神性の高い曲は、本当に私の大好物。
この曲はおそらく次のアルバムの先頭にくることでしょう。
2曲目、『エルロイ』
夏ライブにこの激しい曲調はぴったり。
以前のねえやんにはフェス向きの曲が少なくて、他のアーティストに比べて浮いてる感が若干ありましたが、もうその心配はないですね。
曲が終わると、少し息を弾ませながらオーディエンスにやさしく語りかける。
「1歩下がってみてください」
最前列が後ろから圧迫されていたことを気にしてのやさしい配慮の言葉。 女性だなぁ…
高校生のときの修学旅行で、偶然九州の空港でスピッツに遭遇して、音楽に詳しい子が「キャースピッツだー!」と言っていて、それから自分も興味をもって聴くようになったということです。
スピッツ主催のライブということで、
「今日は突然なんですけど、スピッツの思い出の曲を歌おうと思います。」 オーディエンスは大喜び。
ということで、演奏された3曲目は『うめぼし』。
歌い出しから、観客の「おぉー」と湧き上がる声と拍手喝采。
これは、オリジナルにもまったく引けを取らないどころか、安藤裕子ねえやんの歌声で久しぶりに「ヴィーン!」と脳天がしびれて涙があふれました。
多くのスピッツファンからも認められているようでした。 ほんとせつない歌声だったなぁ~
このことは、スピッツのギタリスト三輪テツヤさんも、後ほどのスピッツの出番のときに、
「安藤裕子さんの鳥肌もののカヴァー」と称え、「こうやって普段聴くことがないから、あらためて聴くといい曲だなぁー」と言っていました。
4曲目は、引き続きカバー曲 『ワールズエンド・スーパーノヴァ』
またまた新しいアレンジをされていました。
超激しいドラム! 揺らめき、錯綜するようなねえやんの伸びやかなファルセット。 かっこえぇ~
5曲目は、『隣人に光が差すとき』
鳥肌が立つくらい、やさしくせつない。 そして激しい。
スピッツファンは、この曲をどのように感じたのかが気になります。
6曲目は、『輝かしき日々』
後半のアレンジが壮絶。 ピーク音のまま激しいシャウト!
「まで!、まで!、まで!、まで!、まで!、まで!!」 (何回叫んだんだろ?)
全力出し切りました、ねえやん。 すごい!
これにはオーディエンスも圧倒されてました。 安藤裕子ねえやんのライブを初めて経験する人も当然多くいたでしょうから、驚いたでしょうね。
「フューッ!」、「すごい!」、「よかったねぇ」 このような言葉があちこちから聞こえてきました。
演奏後もどよめきのようなものがしばらく続いていました。
この後、スピッツの出番になったとたん、強烈な叫び声とともにファンによる猛烈なモッシュ状態となり、死ぬかと思いました。 大きなウェーブでもみくちゃにされ、私のすぐ隣の人は転倒者に。 さっきまでスピッツが私の目の前3mのところにいたはずなのに、気づいたら10mぐらいに引き離されていました。
まさかのスピッツでのモッシュ。 さすが、25周年の真夏のスピッツ。 ファンの熱烈さ、力強さでは、安藤裕子ファンは完敗です。
「隣人に愛をもって」 マサムネさんの言葉には笑いましたが。
Spitz スピッツ – Umeboshi うめぼし