安藤裕子 Live DVD 『秋の大演奏会』がリリースされました。 安藤裕子デビュー10周年にリリースされただけあって、見方によれば、これは安藤裕子の最高傑作かも?!

ディスクメニュー画面の絵の中で、カラコロと転がる黒いもじゃもじゃに笑わせてもらいました。 ひどいスペシャルゲストの扱いですね(笑)

『”I” novel.』のねえやんの伸びやかなイントロダクションの掴みに引き寄せられます。
WOWOWの放送時とは完全に別編集で、映像こそハイビジョン放送には敵いませんが、音についてはたいへん拘っています。
WOWOW放送ではボーカルにしか焦点が合っておらず、ライブならではの臨場感に乏しく残念な感じがありましたが、このDVD版では、安藤裕子のボーカルだけではなく、それぞれの楽器が奏でる音をそれとわかるようにきちんと拾い上げており、立体感のある音作りがなされているのです。
これなら、実際にライブに参加しなかった人でも満足出来るのではないでしょうか。





大団円の後、画面が暗転してからのスタッフロールにデビュー曲『サリー』が流れ出す心憎い演出は、まるで一本の映画を観終えたような気にさせてくれます。
かつて映画監督を目指したことのある安藤裕子ならではですね。
「この『サリー』から安藤裕子が始まったんだなぁ~」 感涙とともに思わず手拍子をとってしまいました。

ぜったいに買って損をしないDVDです。


特に初回盤はライブ音源のCD二枚付きだし、

「ライブ写真集」といえるほど充実したブックレットも魅力的です。
あと、期間限定の購入者抽選応募特典も付いてるしね。
■ 『秋の大演奏会』 (DVD+2枚組CD) (Amazon)
2013年3月21日 23:14|
カテゴリー:1. CD/DVD|
コメント
(4)
買いました。
DVDの内容しかわかっていないけれど、充実の一言です。
買うとき、値段を見て(事前に知っていなかった)びっくり。ふだんならマルチな買い方をするのですが、今回は一つになってしまいました。(だって、聴きすぎて見すぎて必ずボロボロにしてしまうので……)
ラストのエンドロールは、これまでも映画や劇場、一つの作品としてのトータルコーディネートを感じさせるものばかりでしたが、今回もロールの最後までしっかり見させられてしまいました。
2013年4月14日 13:03 |
kinta
kintaさん、コメントありがとうございます。
そうですね、作品としての”トータルコーディネート”こそ安藤裕子の真骨頂。
すると私は、単にねえやんの歌や曲が好きというだけではなく、「安藤裕子」という個人名のついた総合芸術に惹かれているのでしょうね。
2013年4月14日 15:29 |
管理人トロル
素早いレスをありがとうございました。
やはり、映画制作の夢というか、いつかはライフワークにしたいという意思を感じます。
ある意味、今なお仮の姿のような気分があるのかもしれないと思います。
それと、詩人としてのねえやんの実力もすごいと思っています……。歌詞の一つ一つのつながりというか脈絡のわかりにくいことが度々あるのですが、トータルで、どんな心情を歌い込んでいるのかが何となくわかってくる、そしてあるとき、「きっとこういうことではないか」と読み手(聴き手)に解釈を許してくれる文学性のようなものを幾度となく感じさせられてきました。
2013年4月24日 19:02 |
kinta
映画制作には音楽の面でこれからも絡んでいくことだろうと思いますが、
もう少し、そのマルチな才能を生かせるとすると、
映像、音楽、ストーリーで強烈に印象付ける公共広告みたいなCMを
総合演出されてみてはどうだろうかと思っています。
ショートストーリーでも視聴者にいろいろな想像力を喚起させた、
かつての月桂冠のCMに私は今だに囚われているんですね。
まあ、それが安藤裕子との強烈な出会いでもあったわけで。
2013年4月25日 20:55 |
管理人トロル
コメントの投稿