レキシ 『BUSHI★ROCK FESTIVAL』 @Zepp Tokyo
7月5日、Zepp Tokyo でのレキシワンマンライブ『BUSHI★ROCK FESTIVAL』に行ってきました。
最高のノリの超おもしろライブで、こんな参加していて楽しいライブははじめてでした。
舞台背景には、富士山の絵の中に BUSHI ROCK FESTIVAL と書かれていて、まったく FUJI ROCK FESTIVAL のまんまパロディーのタイトルが掲げられていました。 フェスなのにワンマンライブ? でも、ゲストいっぱいだからやっぱりフェスだね。
ほら貝(のようなもの?)が響きわたる中、レキシの旗指物を持って現れたバンドメンバーは全員袴Tシャツを着ていました。 そしてこちらは正式な袴姿で登場の池田貴史。
池ちゃん(御館様)のアフロヘアから流れほとばしる汗やツバが飛んできそうな至近距離での参加でした。 顔には白ぶちのサングラスに鼻からアゴにかけての富士山、おでこに日の出のメイク。 汗だらけになって、時々鏡を見てメイクを確認するというところまでお笑いにしてしまう。 後半になるにつれて、マイクが当たっていたアゴに描かれた富士山の麓が消えかかってました。
水戸黄門のテーマとともにゲストが大名駕籠に乗せられての登場パターン。
ゲストの出演順をおなじみのレキシネームで紹介すると、
足軽先生(いとうせいこう) → マウス小僧jirokichi(堂島孝平) → 聖徳ふとこ(安藤裕子) → MC 母上(Mummy-D from RHYMESTER)
この他、曲の途中に舞台袖から齋藤谷津衛門(やついいちろう)が飛び入り参加。
オーディエンスとの一体感は友達感覚。 「MC長げーぞ!」のヤジに、「MCだと思うから長いと感じるんだ、これも曲の一部だ」それに対して「曲長げーぞ!」でまた返すというノリ。 まさにその境があいまいで、MCも曲の一部であり、曲もMCの一部となっていました。
曲の演奏最中に「爆笑」で湧くミュージシャンって他に知りません。 これほどオーディエンスをライブ中にゲラゲラ笑い続けさせるっていうのはレキシってすごいエンターテイナーですね。
さて、聖徳ふとこ(安藤裕子)の登場についてクローズアップ。
水戸黄門のテーマが流れる中、大名駕籠の引戸の窓には遮るように赤いキラキラした柄が透けて見える。 この時点で「え、ぅわ!」という期待の声。 駕籠の引戸が開き、登場した”聖徳ふとこ”こと安藤裕子。
「ぅおー、きゃー」の大歓声と拍手に包まれる。 大奥のような赤い豪華な打ち掛けを羽織り、髪まとめにかんざしまで差しての武家のお姫様スタイルでの登場。 打ち掛けの下には、レキシグッズの”町娘Tシャツ”になぜか懐中時計を首から下げ、下は白黒の柄スカートに白い鼻緒の下駄というスタイル。
久しぶりに至近距離でみる安藤裕子ねえやんはむちゃくちゃきれいで可愛いかった。 肌が透き通るように白くて、「これで本当に36歳のママなのか?」と不思議なぐらい。
豪華打ち掛けを引きずるようにしていているねえやん。 すごく重くて纏わりついて、歌いにくいけど、せっかくだからやれるところまでこれでやると。 結局は歌ってる途中でねえやん脱ぎ捨ててしまい、御館様が片づけていたのが笑えました。
安藤裕子ねえやんの伸びやかな歌声と裏声の御館様によるライブ初披露の『ほととぎす』。
そして続く伴奏から次は『林檎殺人事件』だろうと思わせ、フェイントをかけてなぜか安全地帯の『悲しみにさよなら』を歌い出してしまうねえやん(笑)
「泣かないでひとりで~微笑んでみつ~めて~、あな~たの~そば~にい~るから~♪」
軌道修正してその伴奏の流れで『林檎殺人事件』に無事着地。
「悲しいねぇ~、悲しいねぇ~♪」
そして再び『ほととぎす』の「君が鳴くまで~、君が鳴くまで~♪」に戻るという妙技。
ところどころに、「これ、JASRAC的に大丈夫なの?」というぐらい有名な曲がかなり織り交ぜられていたり、また、「じぇじぇ!」「能年玲奈」「あまちゃん」のネタが飛び出したりして、安藤裕子ねえやんも嬉しそうに「じぇじぇ!」って言ってました。
御館様、MCが長すぎてあまりに曲数が少ないことに「あとでアンコールあるから」とか言っちゃったり、本編の去り際にアンコールの手拍子を自ら煽って退場するとか、笑わせすぎます。
アンコールでは、まだ未完成だという『レキシDISCO』という曲をライブで披露。 いろんな曲のパロディーが散見されながらも(笑)、ライブ演奏中に完成させてしまったということにレキシバンドメンバーも驚いているとか(笑) 個人的には「ディスコ、ディスコ、ディスコ♪」ってところのパクリPefumeダンスに笑いました。
アンコールの最後にはゲスト全員参加ということで、安藤裕子も再び登場。
『狩りから稲作へ』で「縄~文土っ器、弥生土っ器~、どっちが好っき~♪」の韻を踏んだ歌詞がずっと耳に残りました。
ドリフねたでヒゲダンス再び! ねえやんもスカートのまま踊る! その後も延々と様々なネタで引っ張っていつまでも終わらない演奏。
ライブ中に笑いを取る回数では、きみまろをはるかに凌駕しています(笑)
こんなにも会場が一体感をもって笑い声でいっぱいになる音楽ライブって、本当にレキシすごいわ!
お台場観覧車の真下にZepp Tokyoがあります。
12/9、12/10、新木場Studio Coastで開催のレキシのライブが公表されました。