豊崎愛生『CHEEKY』感想
Flags15周年記念のイメージキャラクターとして安藤裕子が起用されることが発表された翌日、遅ればせながら豊崎愛生のシングル『CHEEKY』の購入、能年玲奈が表紙を飾るTOKYO FM タイムテーブル9月号のゲット(笑)のために、Flagsに入るタワレコ新宿店にいってきました。
安藤裕子が作詞作曲をつとめた『CHEEKY』、ほんと良い曲ですね。 以前から安藤裕子はアイドルに曲を提供したいと言っていましたが、この曲もそのうちの一つでしょうか。
この曲の感想は、前評判通りの“キラキラのポップソング”でもありますが、同時にガッキーに提供した『陽のかげる丘』にも似た”哀愁”を感じさせます。 それは『サリー』や『TEXAS』にも通じるものです。 もっさんのアレンジが良い。
最初、ねえやんの中高生ぐらいの頃の心境を思い出し綴っているのではないかとも思いましたが、その後、ねえやんの最近の心境そのもののような気もしてきました。 うまく生きていくために何かを諦めながら笑ってごまかしてきたけれど、「さみしい」と素直になりたいのに、自分を隠したままぎこちない日々を過ごしている乙女チックな甘い感傷。
間奏で変調して壮大な盛り上がりをみせるところは意外でしたが、最近の安藤裕子の曲がもつ力強さが反映されていて私好みのアレンジでした。 個人的で矮小な世界から瞬間的に抜け出し、大きな天界から見下ろしているような厳かな雰囲気に包まれます。
豊崎愛生さんの声は声優さんらしくかわいくて、高音もきれいでこの曲にぴったりです。 ただ、どうしても安藤裕子本人がこの曲を歌ったらどうなんだろうかと、つい想像しながら聴いてしまうのは否めないよね~ (『あまちゃん』ベロニカ風に)
透明感とストレートな安定感のある豊崎愛生さんの声に対して、安藤裕子のうねうね揺れる情感こもった歌声バージョンもぜひ聴いてみたい!
以下、付属DVD収録の『CHEEKY』 PVより
もう一曲の『FANTASY』についてはあまり聴いていないのでノーコメントで。
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