MIRAGE of MUSIC @ 新木場STUDIO COAST
2013/10/13、新木場STUDIO COASTで開催されたBarbate Rock presents“MIRAGE of MUSIC”に参加してきました。
新木場STUDIO COASTは、去年の8月にあったスピッツ主催の新木場サンセット2012以来です。
それでは安藤裕子出演部分だけご紹介。
今回、ねえやんの立ち位置に超近い場所で観れたのでじっくり観察してきました。
めずらしく、出演前のマイクチェックに登場してきたねえやん。 人気の安藤裕子なので、待ち構えていた観客から抑えきれない拍手がおこってしまう。 それにしてもねえやんの「ふぁぁ~」のファルセットが気持ちいい。 音合わせのためのピアノリードの即興音楽(たぶん)がこれまた良くて、これだけで一曲出来そうな感じでした。
今回の安藤裕子の衣装は、裾に編み込みのフリンジがついた真紅のゆったりとした”どやさ”ワンピ(失礼!)に、足元はかかとの低めな黒のレザーレースアップシューズ。 ウェーブした髪はすっかりロングヘアに。
あと、これは確証の無い話ですが、私は最初はネックレスかなにかを付けているのかと思っていたのですが、どうも、首元、胸に近いところのワンピのV字の切れ込みから、手首と同じ柄のタトゥーが入っているのが覗いて見えた気がしたのですが…
ここのところ視力が抜群に落ちて、視力検査で「c」の字が逆に見える程度の自分があくまで”そうみえた”だけなので、断言は出来ません。 まったくの見間違いかもしれません。
それでは、セトリに簡単な感想を添えて。
1. 『Aloha ‘Oe アロハオエ』
この曲が先頭に来るとは思いませんでした。 ふと思ったのが、このライブ全体の流れとしては、後半を過ぎてそろそろ疲れが出てきた頃であり、ここまで続いてきたアーティスト達がみな激しい曲ばかりだったので、「ここいらで一息ついてみては?」という、そんなねえやんの観客への思いやりだったのかも。
2. 『私は雨の日の夕暮れみたいだ』
幻想と激しさと自戒によってのたうち回るような歌詞と曲。 実にねえやんらしい。
「おーとーせー! おーとせーーーーーーーー!」 伸びーーーるところが大好き。
3. 『TEXAS』
なんか、久しぶりに聴いた気がする。
アレンジや歌い方に少し変化があったようだけど、やっぱりほっとするね。
MC
「10周年ということで、『のうぜんかつら』という曲を今あちこちで歌っています。 私の育ての祖母が、亡くなった旦那さんの話をよくしていて、私の両親は喧嘩ばかりでしたから、そんな夫婦もあるんだなっていつも憧れていました。 そんなおばあちゃんが書いた詩を元に作った曲です。」
4. 『のうぜんかつら(リプライズ)』
安藤裕子の出世作であり、私と安藤裕子の出会いの曲。 いろんな意味で安藤裕子の原点を久しぶりにじっくりと噛みしめるように聴いた気がします。
5. 『海原の月』
何度聴いても名曲。 名曲にこれ以上飾る言葉はいらない。
6. 『サイハテ』
きたー! いち早く聴いてしまった! バンドライブのためにある曲。
ねえやん、気合を入れるように靴を脱ぎ捨てて裸足で歌い出す。 赤いふわふわドレスワンピがステージを縦横無尽に動きまくる。
各楽器がそれぞれに凄いのですが、ライブではやはりドラムの激しさが特に際立っていました。 それに負けないように歌うために、ねえやんは完全にしゃがみ込んだりして声を絞り出していました。
終演後にステージを去る際、ねえやんは脱いだ片方ずつの靴を両手に持って、まるで幼い少女が水たまりを避けて悪戯げにピョンピョン飛び跳ねているような後ろ姿を残して足早に消えていかれました。
なんだか絵本の世界の住人のようでした(笑)