「クリスマスの恋人」 新ビジュアル公開&45秒試聴
安藤裕子のニューシングル『クリスマスの恋人』の新ビジュアルと45秒試聴の公開、そして安藤裕子本人からこの曲に関するメッセージも合わせて公開されました。
安藤裕子本人のパーソナルな部分を消して、古き良きクリスマス感の復活を、というのは、気持ちとしてはとてもよくわかりますが、安藤裕子の曲に安藤裕子らしさを求め続けている受け取る側のファンの私としては、正直「ビミョー」、いまいちピンとこない。
まず、古き良きクリスマス感ということで、子供の頃のクリスマスを思い起こす時になぜ「恋人」というキーワードが必要なのかというのもよくわからないし、曲そのものも、先日のプレミアムライブでも一通り聴いたのだけれども、なんとなくクリスマスっぽさはあるけれど、サビのメロディーは少々わかりづらく、ねえやんの歌声も聴き取りづらく空まわってる感じで、古き良きといった懐かしさというのは特に感じなかったです。 でもその明るさから、ケンタッキーフライドチキンのクリスマスCMソングには合ってる気がしました(笑)
子供の頃の古き良きクリスマスソングなら、「ジングルベル」や「赤鼻のトナカイ」、「あわてんぼうのサンタクロース」、また、しっとりと「きよしこの夜」を聴いた方がいいや。
“「安藤裕子らしさがない」とアンケートに書いていた人がいたからきっと成功だ。” なんてねえやんはメッセージを出しているけれど、それはファンが遠回しにやんわりとこの曲に対しての不満を述べたんだろうなと思います。
だから、カップリングにあるユニコーンのカバー曲「雪が降る街」が安藤裕子らしい仕上がりになっているということで、試聴を聴いた範囲でもいい感じなので、次のアルバムにも入ることが決定している「クリスマスの恋人」は存在しないものとしても、このシングルを購入する動機がしっかりと存在することがありがたい。
「ちょっとばかしのチャレンジ企画」という、この安藤裕子3年振りのシングルCD、2曲+絵本で2,160円(税込)を、高いとみるか妥当とみるかは人それぞれ。
雪が降る町